9/3の読売新聞に活字文化公開講座の記事が掲載されていました。活字文化公開講座とは、読売新聞社が推進する「21世紀活字文化プロジェクト」の1つです。今回の記事は、7/29に開催された作家による講演「物語とことば」の模様なのですが、自分も参加していたのでその内容について触れてみたいと思います。新聞の内容は引用せずに、自分が書き取ったメモを元に書いてみます(長文ですみません)。
講演者は山本一力氏。2001年に「あかね空」という時代小説で直木賞を受賞している作家です。公開講座の会場は大崎なのですが、東陽町から自転車で駆けつけたとのこと。この日ももちろん真夏日。ちょっとした余談の中にも、過去の栄光に縛られない、活動的なその人柄を感じ取ることが出来ました。
講演内容では幾つかキーワードがありましたが、活字文化に対しては、「活字の持つ力には計り知れないものがある」という話のくだりがありました。すなわち、「映像が主流となる時代だが、活字には及ばない。1つの映像は1つの映像でしかないが、活字は10人の読者がいれば10の映像の世界を描くことが出来る」と。やはり、想像力を膨らますには、活字=本を読むことなのだと再確認させられました。
小説を書く事について、山本氏は苦労人を描く事が多いそうですが、「1人称の1視点でしか考えないと、自分で自分を哀れむようになり、結果的に生産的なことを考えなくなる」とも。「自分でなく相手を主語にして考え、時には自分を3人称として一歩引いて物事を考えてみる」のだそうです。
この言葉を自分になぞらえてみると、今の自己の状況によく当てはまり、はっとさせられました。というのも、まさに自分で自分を哀れみかけていたからです。物事がどつぼにはまったら、その状況を一歩引いて考えつつも、最終的には自らの意思で抜け出さなければなりません。
ブログについても考えてみると、自分の意思で何かやらなければ何も更新できず、その点で自らの役に立っています。しかし、相手の立場を考えて記事を書くということが出来ておらず、改めて反省しきりです。コメントやトラックバックについても、ブログの影響力を考えると、記事に沿わない宗教的なものや、かなりプライベートなものは掲示を控えさせていただく事もあり、申し訳なく思っています。
最近、極力心がけているのは、書いた記事をすぐUPせずに少し時間をおいて読み直して、内容が妥当かどうかを改めてチェックするようにしています。結局は自分の判断になってしまいますが。しかしながら、ブログにおいては、自己主張をしていかないと何も語れないし、誰も「おっ」と思って見てもらえないという二面性があるので、そう考えるとなかなか難しい事ですね・・・。
ブログのコンセプトとしては、お役立ちサイトを目指しています。これからは独り善がりとならずに、一歩引いて記事を考えるということも心掛けてゆきたいと思っています。
「21世紀活字文化プロジェクト」TOPページ↓
http://katsuji.yomiuri.co.jp/index.htm
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