大河の源流、甲武信ヶ岳へ
少し前になりますが、奥秩父&奥多摩登山へ出掛けました。今回は前編として、奥秩父(甲武信ヶ岳)の模様を書いてみます。
11月上旬のよく晴れた秋の日、仕事の間隙をぬって、1泊2日で甲武信ヶ岳(こぶしがたけ)の縦走路へ。西沢渓谷入口から雁坂トンネル手前の駐車場に車を止めて、まずは縦走路への起点となる雁坂峠を目指します。ご覧のとおりの快晴で、目指す尾根が近く高く感じられます。後で気づいたのですが、写真の山は前衛峰でして、甲武信ヶ岳は遥か先にありました・・・
紅葉で彩られた沢沿いの巻き道を進むと、やがて周囲は針葉樹に変わり、急なつづら折りの坂道を登り切ると、やがて草原状になった雁坂峠の一角に飛び出します。雁坂峠は「日本三大峠」らしく、その名に恥じぬとおり、明るく開けた峠には由緒ある記念碑やケルンが立ち並びます。登ってきた斜面を振り返ると、その先にはうっすらと雪をかぶった富士山が出迎えてくれました。
古くは甲州と武州とを分け隔てた尾根道を進み、雁坂嶺(標高2289m)を越えると、今回の目的地となる甲武信ヶ岳が、縦走路の先にようやく姿を現しました。えっ、写真で手前の山じゃなくて奥の山?ここから下って登って更に下って登り返したら、途中で日が暮れる・・・秋の夕陽はつるべ落とし、陽の落ちる前に、今晩の宿泊地となる甲武信小屋へ向けて、先を急ぎます。
すっかり日も暮れかけた夕刻5時前、なんとか甲武信小屋に到着。甲武信小屋は、昔ながらの木のぬくもりを感じさせる小屋で、どこか温かみを感じます。小屋の周囲は霜が降り、小屋の中も寒かったですが(^^;
翌朝は5時に起床。朝食もそこそこに、甲武信小屋の裏山にあたる甲武信ヶ岳へ。周囲は初冬の装い、寒風吹きすさぶ中を一踏ん張りすると、甲武信ヶ岳(標高2475m)に辿り着きました。日本百名山の一峰、甲武信ヶ岳の開けた山頂からは、富士山はもちろんのこと、八ヶ岳や冠雪した南アルプスを望むことが出来ます。
あまり知られていませんが、甲州/武州/信州を分け隔てる甲武信ヶ岳は、それぞれの「大河の一滴」が注ぐ源頭でもあります。山頂に降る一滴が、信州に注ぐ信濃川、武州に注ぐ荒川、甲州に注ぐ富士川となるのか想像すると、本当に感慨深いですね。
甲武信小屋まで戻ると、小屋のご主人「とくさん」が出迎えてくれました。一見、強面のご主人ですが、この時は満面の笑顔で自ら歩み寄り、握手してくれました。せっかくなので、甲武信小屋のHPはこちら↓
http://www.kobusi.com/
下山は、「とくさん」が切り開いたという徳ちゃん新道をひたすら下ると、西沢渓谷の遊歩道に降り立ちます。
西沢渓谷は一般にも著名な景勝地で、遊歩道が整備されており、誰でも手軽に渓谷散策を楽しめます。だたし、遊歩道は一方通行でアップダウンのあるハイキング。西沢渓谷は少しだけ寄り道のはずが、混雑する遊歩道を逆らえず、たっぷり3時間掛けて一周することに。下山後は勝沼の温泉で、寒さと長丁場の歩きで硬くなった体をゆっくりと休めました。
後編(奥多摩登山)は、またそのうちに。。。
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コメント
その節はお疲れ様でした。
私、山小屋の食堂で寝るのは初めてだったのでいい経験が出来ました。
皆が食堂を引き揚げるまで、夜寝る準備ができなかったり、朝は朝で朝食の準備するからそろそろ起きて、と4時頃起されたり(^O^)
徳ちゃん新道で道に迷ったときはちょっと焦りましたよね~(^_^;)
投稿: M川 | 2008年12月14日 (日) 22時59分
M川さん、お疲れさまです!
私も山小屋の食堂で寝るのは初めてでしたね(^^;
昔、北アルプス紅葉最盛期の涸沢小屋で、
一畳に3人が寝るほど混雑したことありましたが・・・
徳ちゃん新道で道に迷った時には、
途中までまったく気がつきませんでしたね。
これまた昔に、道に迷って崖上に出てしまった
ことがありましたが・・・
また来年も、無理しない程度に無計画?な
登山へ参りましょう。よろしくお願いします!
投稿: もつ | 2008年12月15日 (月) 00時41分